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| □ 前回のラスト―― | |
| 圭太が理衣の元カレ!? 騒動。 | |
| 理衣のウソで切り抜ける。 | |
| 圭太、絵恋に心苦しさを感じて―― | |
| □ 圭太のマンション・全景 | |
| ――朝。 | |
| □ 同・リビング | |
| 圭太、絵恋、理衣、香恋、世恋、未恋、朝食を摂りながら―― | |
| 香 恋 | 「なんだ、圭太がマモンの元カレじゃなかったんだ」 |
| 未 恋 | 「つまんない」 |
| 絵 恋 | 「(笑って)つまんないじゃないよ、そうだったら大変だよぉ」 |
| 圭 太 | 「(心苦しく)……」 |
| 理 衣 | 「……」 |
| 香 恋 | 「(理衣に)ね、元カレってどんな人?」 |
| 理 衣 | 「教えない」 |
| 香 恋 | 「ケチ」 |
| 世 恋 | 「(心配そうに)マモン、パパと別れてその人と結婚するの?」 |
| 絵恋、理衣を見る。 | |
| 理 衣 | 「(笑って)どうして? パパとはうまく行ってるよ」 |
| 未 恋 | 「だったらどうしてパパと一緒に帰らなかったの?」 |
| 理 衣 | 「マモンは日本担当。キュベ・リエーを売り込むの」 |
| 絵 恋 | 「だからSGフーズの杉田さんと会ってたの?」 |
| 理 衣 | 「そうよ。いい加減にしなさいよ、尾行なんか」 |
| 未 恋 | 「だって……」 |
| 香 恋 | 「圭太は元カノいないの?」 |
| 圭 太 | 「――」 |
| 絵 恋 | 「いなかったら気持ち悪い」 |
| 理 衣 | 「そうよ」 |
| 圭 太 | 「……」 |
| 世 恋 | 「今も会ったりしてるの?」 |
| 圭 太 | 「し、してないよ」 |
| 未 恋 | 「どんな女の人と付き合ってたの?」 |
| 圭 太 | 「(困って)そういう話はいいんじゃない?(しなくても)」 |
| 香 恋 | 「参考に聞かせて」 |
| 世 恋 | 「聞かせて」 |
| 未 恋 | 「聞かせて」 |
| 理 衣 | 「聞かせて」 |
| 絵 恋 | 「聞かせて」 |
| 圭 太 | 「――」 |
| 香 恋 | 「絵恋みたいに歳の離れた彼女がいたことある?」 |
| 圭 太 | 「いや……」 |
| 絵 恋 | 「(圭太を窺っている)……」 |
| 圭 太 | 「なかったよ」 |
| 絵 恋 | 「じゃ、同い年が多かったの? それとも年上好きだったの?」 |
| 香恋たちも興味津々、圭太を見る。 | |
| 圭 太 | 「――。絵恋はどうだったの?」 |
| 絵 恋 | 「私は同年代ばっかりだよ」 |
| 香 恋 | 「(頷き)趣味変わった」 |
| 世 恋 | 「圭太のどこがいいの?」 |
| 絵 恋 | 「え……」 |
| 圭太、!? | |
| 香 恋 | 「(頷き)パパがいない友だちで年上が好きな子はいるけど」 |
| 世 恋 | 「ファザコンね。絵恋は違うでしょ?」 |
| 未 恋 | 「ファザコンじゃなくても年上に惹かれるでしょ。同年代の男の子って幼く見えるし」 |
| 圭 太 | 「(微苦笑で)未恋ちゃんでもそうなんだ」 |
| 未恋、真顔で頷く。 | |
| 絵 恋 | 「未恋の言う通り。圭太の大人のとこ、好き」 |
| 世 恋 | 「友田くんじゃ頼りなさすぎだもんね」 |
| □ フラッシュ | |
| 友田、くしゃみ。 | |
| □ 元のリビング | |
| 絵 恋 | 「圭太、ちゃんと叱ってくれたし、でも見た目は歳の割には若いし」 |
| 圭 太 | 「(苦笑)……」 |
| 香 恋 | 「色、黒いけど」 |
| 世 恋 | 「融通も効かないし」 |
| 絵 恋 | 「プライドが高すぎるところが玉にきずだけど」 |
| 圭 太 | 「……」 |
| 理 衣 | 「パシフィック電機に残ってりゃよかったのに」 |
| 圭 太 | 「地方の営業所になんか行きたくないですよ」 |
| 理 衣 | 「だけど、再就職先は技術系じゃない」 |
| 圭 太 | 「(ムッと)今は、です。現場を知って、本部でシステム構築をやらせてもらいます」 |
| 理 衣 | 「(笑って)そうやってムキになるところがプライドが高いというか……」 |
| 絵 恋 | 「(引き取って)いいとこじゃない?」 |
| 圭 太 | 「(咳払いして)僕の話題はいいよ。香恋ちゃんたちはお義母さんが帰るまでいるつもり?」 |
| 未 恋 | 「はい」 |
| 圭 太 | 「学校は?」 |
| 世 恋 | 「勉強道具は持ってきたし」 |
| 圭 太 | 「(理衣に)大丈夫なんですか?」 |
| 理 衣 | 「そうね。(香恋たちに)あなたたち、せっかく日本にいるんだか何か目標を立てれば?」 |
| 世 恋 | 「歌舞伎見に行きたい」 |
| 理 衣 | 「素晴らしいわ」 |
| 香 恋 | 「恋がしたい」 |
| □ フラッシュ | |
| 友田、くしゃみ。 | |
| □ 元のリビング | |
| 未 恋 | 「私も」 |
| □ フラッシュ | |
| くしゃみする――朗。 | |
| □ 元のリビング | |
| 絵 恋 | 「(呆れ顔で)どうぞご自由に」 |
| テレビではいつものテレビショッピングがオンエア中。 | |
| バーベキューセットを紹介している。 | |
| 圭 太 | 「(呆れ顔で)……」 |
| □ ファミレス“ベル・ファミーユ”・店内 | |
| 圭太、働いている。 | |
| 客が入ってきた。 | |
| 圭太、笑顔で―― | |
| 「いらっしゃいませ」 | |
| その笑顔がこわばる。 | |
| 入ってきた客は、パシフィック電機の佐々木と久保だったのだ。 | |
| 佐々木 | 「(も驚いて)高村くん……何……(と、圭太の全身を見る)」 |
| 圭 太 | 「(マニュアル通りに)いらっしゃいませ。禁煙席ですか、喫煙席ですか?」 |
| 佐々木 | 「禁煙で……」 |
| 圭 太 | 「あちちのお席へどうそ」 |
| と、案内していく。 | |
| 佐々木 | 「SGフーズに入ったんじゃないの……」 |
| 圭 太 | 「……ここはSGフーズの経営です」 |
| 久 保 | 「(ニヤついて)しかし、ファミレスで店員やってるとは思いませんでした」 |
| 圭 太 | 「……」 |
| 圭太、佐々木たちを席に案内し、メニューを渡す。 | |
| 久 保 | 「お蔭さまで、次のプロジェクトのチーフになりました」 |
| 圭 太 | 「(笑顔で)ご注文お決まりになる頃にお伺いします」 |
| と、一礼して戻っていく。 | |
| 圭 太 | 「(ムカムカ、ブツブツ)なにがお蔭さまでだよ」 |
| 大西さん、圭太の顔に、? | |
| 圭 太 | 「あそこお願い出来ますか?」 |
| 大西さん | 「誰なの?」 |
| 圭 太 | 「……元上司と部下」 |
| 大西さん | 「なるほど」 |
| 圭 太 | 「だから……」 |
| 大西さん | 「ヤです」 |
| 圭 太 | 「――。ヤ、って……」 |
| 大西さん | 「上がりなんです。お疲れさまー」 |
| と、事務室に引っ込んでしまう。 | |
| 圭 太 | 「――」 |
| 圭太、佐々木たちを見る。 | |
| 佐々木たち、圭太を見ていたが、慌てて目を逸らして打ち合わせ風。 | |
| 圭 太 | 「……」 |
| 近くの席から子供の泣き声。 | |
| 見ると、子供が料理をひっくり返し、母親が子供を叱責している。 | |
| 圭 太 | 「……」 |
| 冴 子 | 「(後ろにいて)行って下さい」 |
| 圭 太 | 「あ、はい……」 |
| と、母子の席へ行く。 | |
| 圭 太 | 「(笑顔を作って)大丈夫ですよ」 |
| 母 親 | 「私やりますから、ちょっとお願い」 |
| と、泣き叫んでいる赤ん坊を圭太に渡される。 | |
| 圭太、慌てて抱き留める。 | |
| 子供、圭太の顔を見て、泣き止むどころか火がついたように更に激しく泣く。 | |
| 圭太、どうしていいか判らず、あやす。 | |
| 冴子、思わず手伝いに行こうとするが―― | |
| 他の従業員が圭太を手伝う。 | |
| 圭太、ぎこちなく子供をあやす。 | |
| 冴 子 | 「(見て)……」 |
| 佐々木たちが圭太を見ている。 | |
| 圭 太 | 「(呟く)……冗談じゃないよ」 |
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