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●子供が見てるでしょ! 第6回 (1)

□ 全裸の女のシルエット
――浴室のすりガラスの扉越しに見える。
――シャワーの音。
□ シティホテルの一室・浴室
シャワーを浴びているのは――女、ではなく、残念ながら小田切。
気持ちよさそうに汗を流している。
□ 同・中
浴室から出てくる小田切。
ベッドに、全裸の女がうつぶせになっている。まだ余韻の中にいる。
小田切「(ベッドに腰掛け)シャワー、浴びないのか」
女、上体を起こす。――美人だ。
露になった胸も隠そうとせず、真ッ直に小田切を見る。
小田切、怪訝。
「結婚しましょう」
小田切、一瞬ドキッとなるが、微笑する。
小田切「君には昨夜から笑わされっぱなしだよ」
「(真面目な顔で)私、決めたの。あなたみたいな人、初めてよ。話は合うし、カラダの相性だってピッタシ! ね、あなただって........(言いかけてフト黙る)」
女か話している間に窓際へ行った小田切、怪訝に振り返る。
「........バカみたい。結婚してるんだ、その歳だもんね」
小田切「いや........」
「独身!? やった! 私たち、今日のために独身でいたのね。赤い糸で結ばれてたんだわ」
小田切「........(苦笑しながら窓の外を見ている)」
「(窺うように見て)ダメ?」
小田切「ダメ」
「ゆきづりの男とネるような女だから?」
小田切「いや........」
「あなただってゆきづりの女とネてるんだもんね」
小田切「........私は、結婚に向いてないと思う」
「そんなこと、私だって向いてるかどうか判らないわ。二人で頑張ってみましょうよ。過去に失敗したことあるのかも知れないけど、私とだったらうまくいく。保証するわ」
小田切「(苦笑している)」
小田切のポケットベルが鳴る。
「(首をすくめ)時間切れってわけ」
小田切「すまない」
と、ベッドの横に来て、ポケットベルを止める。
「いいわ。もし、今度バッタリ会うことがあったら、本当に赤い糸よね」
小田切「ああ........(と、軽く)」
女、小田切のパスローブを引っ張る。
小田切、バランスを崩し、女の上に倒れ込む恰好に。
小田切の背中に手を回し――
「もう一回」
小田切、女の強引さに驚いているが、静かに――
小田切「........いかなければならない」
「ね、もう一回........お願い(と、ウインクする)」
小田切、首を振って起き上がろうとするが........女、離さない。
したたかな微笑みで小田切を求める。
逃げられない小田切の困惑した顔で――
□ タイトル

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(2)へ続く

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