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●喰いタン 第5回 (1)

□ 横浜の街
ショッピングモールはバレンタインデー仕様の飾りつけ。
並ぶケーキショップのショーケースには、美味しそうなチョコレートの数々が並んでいる。
涼介の声「♪〜もういーくつ寝ると、バレンタイン〜♪」
□ ホームズ・エージェンシー・全景
□ 同・社内
涼介、パソコンを操作しながら鼻唄を歌っている。
デスクに向かって書類の整理をする京子、美雪に餌をやる金田一少年、呆れ顔で涼介を見ている。
涼 介「(能天気に)京子ちゃん、もうすぐバレンタインだね」
京 子「そうですね」
涼 介「京子ちゃんは手作りチョコ作ったりしないの?」
京 子「しない。小学生の時にやったけど、面倒臭いんだもん」
涼 介「えーっ、作ろうよぉ」
金田一少年「涼介くん……」
涼 介「(遮り)金田一、くん、はないだろ、くん、は。せめて、さんにしろよ」
金田一少年「涼介さん、京子さんからチョコレートもらたいんですか?」
涼 介「そりゃ……金田一だってもらいたいだろ?」
金田一少年「別に。どうせ義理チョコでしょ?」
京 子「そうだね」
涼 介「――。京子ちゃんも身も蓋もない……」
金田一少年「バレンタインデーなんて所詮(しょせん)イベントじゃないですか。本気で告白する人なんていないし、女の子もチョコレートを作ってる自分が好きだったりするんですよね?」
涼 介「……なるほど。って、感心していいのかな?」
京子、首を竦める。
涼 介「だけど金田一、プレゼントしたりされたりは、ドキドキして楽しいだろ」
金田一少年「別に」
涼 介「金田一、女の子に興味ないのか?」
金田一少年「興味を持てるような女の子がいません」
涼 介「ったく、可愛くねえなあ」
金田一少年「別に可愛いと思われたくて生きてるわけじゃないですから」
涼介、ムカムカ。
チャイムが鳴り、金田一少年と同年代の美少女が入ってくる。
京 子「こんにちは」
金田一少年、美少女を見て、! 固まる。
美少女「こんにちは。ここ、探偵事務所ですよね?」
京 子「ええ」
美少女「(金田一少年に気づき)あら、金田くん」
涼 介「(金田一少年に)友だちか?」
金田一少年「(ドキドキしていて)あ、うん」
美少女「金田くんと同じクラスの木下黎です。調査をお願いしたいんですけど」
京 子「(ニコニコ)あ、どうぞ、こちらに」
と、ソファを勧める。
黎、金田一少年の前を通ってソファへ向かう。
黎の長い髪がなびく。
金田一少年、硬直している。
涼 介「(呆れて、小声で)金田一、判りやすすぎ」
金田一少年「――」
黎  「(振り返り)あのう、金田くんには聞かれたくないんですけど」
金田一少年「……え?」
京 子「一くん、ゴメン。ちょっと席外してくれる?」
金田一少年「……」
黎を気にしながら、和室へ入っていく。
黎、一枚の写真をテーブルに置く。
――制服姿の中学生が映っている。
黎  「港元町中学一年の藤原強さん。バレンタインデーまでに、彼女がいるかどうか調べてほしいんです」
和室からチェロの音色が聞こえてくる。
涼 介「あれ? 高野さん、いるんだっけ?」
京 子「さっき出かけたよ」
しかし、まともな音は最初だけ。
涼 介「金田一! うるさいぞ」
     ×     ×
――和室。
金田一少年、聖也を真似て、陶然とチェロを弾いている。
     ×     ×
京 子「判った、引き受けるわ」
黎  「(和室を気にして)金田くんには内緒にして下さい。彼、私のことを好きみたいだから」
涼介と京子、思わず顔を見合わせる。
黎  「夢をわざわざ壊すこともないと思うし。バレンタインには義理チョコぐらいはあげようと思ってますから」
京 子「(苦笑して)義理チョコねえ」
涼 介「(同情して)金田一……」
調子っ外れのチェロの演奏、続いている。
□ 中華街
聖也が中国スイーツの店の前でニコニコしている。
その横で、イライラしている五十嵐刑事。
聖 也「ここの中華パイ、美味しいんですよ。食べたことあります? バターココナッツの入った椰子酥とか、なつめの入った……」
五十嵐刑事「いいから早く来て下さい!」
と、聖也の腕を取って行こうとするが、聖也、ぴくりとも動かない。
聖 也「今出来立てを詰めてもらってるところですから」
と、ワクワクしながら待つ。
五十嵐刑事「後で取りにくればいいでしょ!?」
そこへ、店員が抱えきれないほどの中華パイを持って出てくる。
五十嵐刑事「(その量にビックリ)そんなに……」
聖 也「さ、行きましょう。現場はどこですか?」
□ ある商店街
――洋菓子店がある。
パトカー数台が停車。
警察官が野次馬を整理している。
□ 洋菓子店・店内
――イート・イン。
床に横たわる女性の死体に、フラッシュ。
現場検証が行われている。
五十嵐刑事「(メモを見て)被害者は、この洋菓子店のパ、パテ?」
聖 也「パティシエですか?」
五十嵐刑事「そうです。一緒にお茶をしている時に鈍器で殴られ殺害されたようです」
聖 也「美味しそうですね」
テーブルの上には、カットされたチョコレートケーキが一つ。
手の付けられてないコーヒーが二つある。
聖也、テーブルに近づこうとする。
と――新海刑事他数人が聖也とケーキの間に壁を作る。
五十嵐刑事「つまみ喰い阻止隊です」
聖 也「……ご苦労さまです」
五十嵐刑事「実は、二日前にもパ、パテ……」
聖 也「パティシエ」
五十嵐刑事「が殺されています。その現場に、この店で作られたチョコレートケーキが残されていました」
聖 也「(テーブルの上のケーキを見て)美味しそうです」
五十嵐刑事「あ、それはこの店のケーキじゃないんです」
聖 也「え?」
五十嵐刑事「つまり、このケーキを作ったパ、パテ……が次に殺される。殺人予告です」
聖 也「……」
五十嵐刑事「犯行が二日間隔だとしたら、明後日、つまりバレンタインデー当日」
そこへ、桃がやってくる。
聖 也「(ニコッ)あ、桃ちゃん、お早う」
桃  「(ジロッと聖也を睨み)五十嵐、どうしてここに喰いタンがいる!」
五十嵐刑事「え……料理絡みの事件だから当然呼ぶものと……」
桃  「勘違いも甚だしい! 署長が勝手に呼んでるだけだ。私は認めない!」
五十嵐刑事「……すいません。でも、高野さんなら、どこの店のケーキか判るかと……」
桃  「(聖也に)どこの店のだ」
聖 也「食べてみないと判りませんよ、桃ちゃん」
桃  「(顔を近づけ)何度言ったら判るんだ、下の名前で呼ぶな」
聖 也「はい。だからせめて一口」
桃  「……いいだろう」
つまみ喰い阻止隊、桃の指示で聖也に道を開ける。
聖也、涎を垂らしそうな顔でケーキに近づく。
桃  「もしこのケーキを作った店を探し出せなかったら、我々の捜査には今後一切関わらない。いいな」
聖也、ケーキに目が釘付けで聞いてない。
桃  「喰いタン!」
聖也、怪訝。
ケーキの背の部分に、“4”を裏返しにしたような文字と横棒を組み合わせたような模様がある。
桃  「もう一つ。経費は探し出せたら払ってやる。それまでは自腹だ」
聖也、シャキーン! と、マイ箸を取り出す。
五十嵐刑事「ケーキをお箸で?」
聖也、ケーキを口に運ぶ。
聖 也「うーん、旨い」
□ タイトル
□ 港元町中学校・近くの道
――下校時。
バイクに跨がった涼介が下校する男子生徒たちに目を配っている。
その手には、藤原強の写真。
涼介、かなり目立つ。中学生たちが興味津々に見て行く。
涼介、視線を気にしてカッコをつけている。
少し離れた場所に、金田一少年がいる。不安そうな表情で涼介を窺っている。
金田一少年、!
涼介の横を藤原が通過。
さり気なくやり過ごす涼介、ニッとバイクのエンジンをかける。
□ 別の道
藤原、歩いてゆく。
涼介、バイクをゆっくりと走らせ、尾行してゆく。
金田一少年、その涼介を尾行してゆく。
藤原、携帯で電話をかけている。
涼 介「……彼女がいるのか?」
□ 別の道
藤原を尾行する涼介。
突然、パトカーのサイレンが聞こえてくる。
涼 介「事件!?」
藤原、走り出す。
涼介、バイクのスピードを上げ、追う。
と――後ろから走ってきたパトカーが涼介のバイクの前に回り込み、急停車。
涼介、慌ててブレーキをかける。
涼 介「アブねえな」
パトカーから降りてきた警官たち、涼介のところへ突進してくる。
涼 介「(訳が判らず)え!?」
金田一少年、ア然と見ている。
□ 横浜みなと署・全景
□ 同・取調室
涼介、しょげている。
ドアが開き、京子と金田一少年、五十嵐刑事が入ってくる。
涼 介「(情けなく)京子ちゃん……」
京 子「ったく、何やってンの?」
五十嵐刑事「男子生徒は不審者に付きまとわれてると思って一一〇番したんだ」
涼 介「……反省してます」
五十嵐刑事「お前が探偵だって言っても納得してくれない」
金田一少年「探偵に見えませんよね」
涼介、ジロッ。
五十嵐刑事「ちゃんと事情を説明しろ」
と、藤原を招き入れる。
金田一少年、藤原を睨む。
藤 原「(付き添いの警官の後ろに隠れながら)ぼ、僕の何を調べてるんだ」
涼 介「探偵には守秘義務ってもんがあって……」
五十嵐刑事「今日留置場に泊まってく?」
涼 介「(あっさり)元町学園小学校の女の子に頼まれたんだ、キミに彼女がいるかどうか調べてくれって」
京 子「涼介くん」
涼 介「しょうがないだろ。ここにお泊まりしたくないもん」
桃が顔を出し、涼介たちを一瞥。
桃  「五十嵐! 行くぞ!」
五十嵐刑事「はい!」
京 子「! パティシエ連続殺人の捜査ですか!?」
涼 介「!? 何それ……」
京 子「さっき二人目が殺されたの」
桃と五十嵐刑事、出て行く。
涼介も行こうと立ち上がるが――
制服警官「まだ終わってないでしょ」
藤 原「女の子って誰ですか?」
涼 介「言えません」
藤 原「知りません。どうして僕のこと調べるんですか」
涼 介「お前鈍いなあ、好きだからに決まってるだろ?」
金田一少年「……」
涼 介「彼女、いるの?」
藤 原「いません」
金田一少年「……(えーッ)」
藤 原「でも、迷惑なので、僕に近づかないように言って下さい」
涼 介「(呆れて)お前を好きだって言ってくれてるんだぞ。一度会ってみるとか……」
金田一少年、涼介の袖を引っ張る。
藤 原「だって、ママが男女交際は早いって……」
涼 介「ママ!?」
京 子「男女交際」
涼 介「京子ちゃん、帰ろう。(藤原に)もう何も心配しなくていいからね、安心してママに甘えてちょうだい」
と、出て行く。
京子、警官に頭を下げ、藤原を睨みつけている金田一少年を促して涼介を追いかける。
□ 製菓専門学校・正面
パトカーが到着。桃、五十嵐刑事が降り立つ。
□ 同・事務局
事務員「ええ、確かに竹内奈津子も、その前に殺された浅井薫もうちの卒業生です」
五十嵐刑事「同期なんですね?」
事務員「ええ」
桃  「……どうして確かめもせずに言い切れるんですか?」
事務員「先程いらっしゃった刑事さんに説明したところですから」
桃、五十嵐刑事、!
□ 同・教室〜廊下
桃と五十嵐刑事が入ってゆくと――
若い女生徒たちが一つのテーブルを囲んでいる。
そのテーブルには、十数個のチョコレートケーキがホールで置かれ――聖也が食べている。
桃  「(ア然)喰いタン……ここで何してる」
聖 也「経費削減です」
桃、五十嵐刑事、?
聖 也「ケーキ代節約のため、パティシエ志望のみなさんに味を再現していいだきました。それに横浜のケーキ屋さん情報に詳しいでしょうから……」
桃  「……」
聖 也「(ケーキを食べて)美味しい!(生徒に)でも、もっとしっとりした感じなんですが……」
生徒1「もう少しチョコレートを多めにしたのがこれです」
と、別のケーキを勧める。
聖 也「どれどれ(と、食べる)……なるほど(と、食べる)……美味しいですね(と、食べる)」
見ている桃、胸を抑えて――
桃  「五十嵐、行くぞ」
五十嵐刑事「はい!」
桃  「(歩きながら)あいつは食べることしか頭にない。殺された竹内奈津子、浅井薫の同期は20人。パティシエとして働いているのは半分の10人」
五十嵐刑事「その中に次のターゲットはいるはず」
桃  「全員に当たれば犯人像が浮かび上がってくるはずだ」
教室の聖也、美味しそうにケーキを食べている。
□ ホームズ・エージェンシー・社内
涼介、京子が、黎に頭を下げる。
涼介・京子「ごめんなさい」
黎  「(ため息で)だから高野さんにやってほしかったんです」
涼 介「いや……誰がやるとかじゃなくて、あの中学生はダメになって正解だよ」
黎  「大きなお世話です。それは私が決めることです」
京 子「……正しい」
涼 介「申し訳ありませんでした」
と、また頭を下げる。
黎、ムッとなっている。
□ 同・表
黎が帰ってゆく。
物陰から金田一少年が顔を出して見送る。
金田一少年「……」
□ 同・社内
金田一少年が入ってくる。
涼介と京子、ホッとなっている。
金田一少年「どうしたの?」
京 子「会わなかった? 黎ちゃん」
金田一少年「……ううん」
涼 介「いやあ、黎ちゃんは可愛いね」
京 子「(頷き)調査失敗のお詫びをするって言ったら、手作りチョコレートの作り方を教えてほしい、だって」
金田一少年「……あの中学生のこと、諦めないってこと?」
涼 介「あいつ、本命じゃないってさ」
金田一少年「え?」
涼 介「もしかしたら金田一のためかも知れないぞ、手作りチョコレート」
金田一少年「……冗談はやめてよ」
と、二人に背を向けるが、小さくガッツポーズ。
京 子「(小声で)涼介くん」
涼介、首を竦める。
そこへ、聖也が帰ってくる。
聖 也「ただいま」
聖也、持ちきれないほどのケーキの箱を抱えている。
京 子「どうしたんですか?」
聖 也「パティシエ学校のみなさんがプレゼントしてくれたんです。バレンタインデーの先渡しでしょうか?」
涼 介「モテモテってこと?」
聖 也「これ以上は持てないからって遠慮してきたんですよ」
涼 介「……そうじゃなくて」
京子、箱を開けて――
京 子「わぁ、美味しそう」
聖 也「さ、みんなで食べましょう」
京子、取り皿やフォークを用意する。
涼 介「いいっす。高野さんがもらったもんだし、見ただけで胸焼けしそう……」
聖 也「一くんは?」
金田一少年「チョコレートはバレンタインデーまで我慢します」
涼介 ・京子「……」
聖 也「(ニコッと)そうですか」
京 子「(ニコニコ)いただきまーす」
と、食べ始める。
涼 介「で、パティシエ連続殺人の捜査はどうなってるの?」
聖 也「殺された二人はこの製菓専門学校の出身でした。(と、名簿を見せ)桃ちゃんたちは同期生たちを捜査してます」
涼介、名簿を見る。
京 子「高野さんは?」
聖 也「私も捜査してます」
□ カフェ・店内
聖也、ケーキを大食い中。
五十嵐刑事、従業員に聞き込み中。
従業員、首を振り、奥へ入ってゆく。
五十嵐刑事、ため息で聖也のテーブルへ。
聖 也「ここじゃないようですね」
五十嵐刑事「(頷き)殺された二人の同期生の店はここが最後……」
聖 也「……そうですか」
五十嵐刑事「ということは、学校じゃない別の繋がりで殺されたのか……」
聖 也「かもしれませんね」
と、食べる。
五十嵐刑事「……何とか今日中に解決したいですね」
聖 也「早いに越したことはないですね」
五十嵐刑事「明日はせっかくのバレンタインデー……チョコレートを食べて幸せな気持ちになってほしいじゃないですか」
聖 也「五十嵐さん、ご予定は?」
五十嵐刑事「(フト淋しげな表情を見せ)私は何も……」
聖 也「……五十嵐さん、結婚されてるんでしたっけ?」
五十嵐刑事「バツイチ独身ですよ」
聖 也「……」
□ ホームズ・エージェンシー・社内
黎がやってくる。
黎  「こんにちは」
金田一少年、ドキッ。
黎  「あら、金田くん、いたの」
金田一少年「僕もホームズのメンバーだから」
黎  「そうか(と、ニコッ)」
京 子「こんにちは。じゃ、行こうか」
涼 介「あ、明日のチョコレートの買い出し?」
京 子「留守番よろしく」
と、黎と二人で出て行く。
金田一少年、笑顔で見送る。
涼 介「金田一、手作りチョコ、もらいたいよな」
金田一少年「(余裕で)僕は大丈夫でしょう」
涼 介「なんだよ、俺はもらえないのか?」
金田一少年「だって……」
涼 介「だって、ってなんだよ」
金田一少年「なんでもないです」
涼 介「言えよ!」
と、金田一少年の首を絞める。
□ 同・表
涼介と金田一少年、レンタサイクルのハマチャリに跨がって出てくる。
涼 介「尾行にはやっぱチャリだな」
金田一少年、走り出す。
涼 介「待てよ!」
と、追う。
□ 繁華街
涼介、金田一少年を追いかけてやってくる。
金田一少年、急ブレーキ。涼介も慌ててブレーキ。
京子と黎が、花屋の店先でイケメン店員と話している。
金田一少年「よく見かけるんだ、仲良さそうに話してるとこ」
涼介、ムムッ。
金田一少年「(涼介と店員を見比べ)……負けてる」
涼 介「――。ウルサイ」
金田一少年をパコン。
京子と黎、店員にサヨナラして歩き出す。
涼介と金田一少年、尾行。
急に、黎の足が停まる。
京子、? 黎を見る。
黎、凝然と前を見ている。
京子、その視線を追って、!
聖也と五十嵐刑事が前からやってくるのだ。
涼介と金田一少年も聖也たちに気づいた。
聖也、京子に気づき、黎を見る。
五十嵐刑事も、京子と黎に気づき、思わず立ち止まる。
黎  「パパ……」
五十嵐刑事「――」
京 子「パパ!?」
聖也もビックリ。
涼介と金田一少年、4人の様子に、?(声が聞こえないのだ)
五十嵐刑事「……(黎から目をそらすと、聖也に)じゃ、また連絡します。すみません」
と、頭を下げ、黎を見ずに踵を返す。
黎  「パパ……」
五十嵐刑事、一瞬立ち止まるが、そのまま行ってしまう。
黎  「――(ショックで)」
涼介と金田一少年は訳が判らない。
聖也、京子、驚いて見送っている。
――C・M――
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(2)へ続く

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