| □ 前回までのダイジェスト |
| □ 同・店内(夜)(続けて) |
| ――いつもの盛況。 |
| 高村刑事、ステージに上げられている。 |
| 増田店長 | 「人相悪いですね。職業当てちゃいましょう。ズバリ、刑事さん。でしょ?」 |
| 高村刑事、絶句。 |
| 増田店長 | 「それとも、刑事が嫌いなほうの人?」 |
| などと、高村刑事をいじる。 |
| ドアが開き、客が入ってくる。 |
| 七瀬、愕然! |
| 西尾だ。なんと、瑠璃と一緒だ。 |
| 瑠 璃 | 「(いつもの屈託のなさで)七瀬ぇ!」 |
| と、手を振る。 |
| 西 尾 | 「(紳士的な態度で)こんばんは」 |
| 七 瀬 | 「……」 |
| 西尾、瑠璃をエスコートして空いている席へ向かう。 |
| ステージの高村刑事、西尾を見ている。 |
| 西尾は高村刑事を見るが意識することなく、席へ。 |
| 西尾、歪んだ笑いを浮かべている。 |
| 西尾の心の声が飛び込んで来る。 |
| | 「後悔させてやる」 |
| 七瀬、慄然となって―― |
| × × |
| ステージを終わった増田店長が西尾のところに飛んで行く。 |
| 七瀬、ステージの後片付けをしながら西尾を意識している。 |
| 増田店長 | 「いやあ、西尾さん。先日はすみませんでしたね」 |
| 西 尾 | 「(笑顔で)え、なんでしたっけ?」 |
| 増田店長 | 「店を売る件ですよ。反故にしてしまって……」 |
| 西 尾 | 「ああ、全然気にしてないですよ。奥様の気持ちが一番ですよ」 |
| 西尾の心の声 | 「ムカついてンだよ/このヤロオ」 |
| 七 瀬 | 「……」 |
| 西尾、七瀬を睨む。 |
| 西尾の心の声 | 「盗み聞きするな」 |
| 七 瀬 | 「――」 |
| 高村刑事がトイレから出てくる。 |
| 七 瀬 | 「……ご案内します」 |
| 高村刑事 | 「いや、いい。署から呼び出しがかかった」 |
| と、出口へ向かう。 |
| 七 瀬 | 「……ありがとうございました」 |
| 高村刑事、西尾を意識しつつ出口へ向かう。 |
| 七瀬、怪訝。 |
| 不意に―― |
| 西尾の心の声 | 「思い知らせてやる」 |
| 七瀬、ドキリと西尾を見る。 |
| 西尾、七瀬を見据えている。 |
| 七 瀬 | 「(不安に駆られ)……」 |
| □ タイトル |