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●うちの子にかぎって........ 第七回(1)

□ 小学校・五年三組の教室
石橋先生が入って来る。
日 直「起立ッ、礼ッ」
「おはよーございます」
着席する子供たち。
石橋先生、後ろの掲示板を見て、!?
“先生のおくさん、出産まであと21日”の貼り紙。数字の部分、日めくりになっている。
石橋先生「(ニッとなり)みんな、よく知ってるなあ」
「情報化社会だもんね」
石橋先生、苦笑。
「いよいよですね、先生」
「一児の父となる感想は?」
石橋先生「(満更でもなく)何ともいえない気分だな」
「子供の名前、決めたんですか」
石橋先生「まだだ。いいのがあったら教えてくれ」
竹 田「義一がいいよ、義一」
「環しかないんじゃない」
みどり「子供が可哀相よ、環なんて」
環、ブスッとなる。
朝 子「そうよ、性格似たらどーすンのよ」
女の子たち、ワイワイ。
石橋先生、苦笑して見ている。
真知子「先生、環みたいな子供が生まれたらどうします?」
石橋先生「(思わず)大丈夫だよ、まさか、うちの子にかぎって........」
「........(目が点になっている)」
石橋先生、しまった、という顔。
「ちょっと、先生があんなこと言っていいのかしら」
「気持ちはわかるけど........」
「あたしたちが言うならともかくね」
と、囁きあう。
環、顔が歪んでくる。
石橋先生「悪かった、西川。冗談、冗談だよ」
と笑って誤魔化すが、環、机に突っ伏して泣く。
シンとなる教室。
一隅で起きるザンゲコール。
あっという間に、教室はザンゲコールで盛りあがる。
石橋先生、しかたなくザンゲのポーズ。
「(笑って立ちあがり)バツーッ!」
石橋先生、やられた!
ドッと湧く拍手と歓声。
□ タイトル
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